iMac2013(macOS Catalina)を処分しようとしたとき、Fusion
Driveに対してセキュリティオプションが表示されず、「確実な消去」ができなかったので、Fusion
Driveを(論理的に)解体し、SSDとHDDに分割してからHDDに確実な消去を行いました。検索してもFusion
Driveの再構築はよくあるんですが、解体はあまりなかった(あってもHigh Sierra
以前?)ので、どこかの誰かの参考になるかな、とメモを残します。Fusion
Driveの再構築などは書いていません。捨てる(リサイクルに出す)ためのメモなのであしからず。
- 電源を入れ、すぐcommand + Rキーを押して「macOS 復旧」から起動する
- macOS ユーティリティが表示されたらメニューから[ユーティリティ]>[ターミナル]を選択
- 次のコマンドを入れてドライブ番号を確認する
diskutil list
ずらずらっと出力されますが、私のMac場合はSSDがdisk0、HDDがdisk1、Fusion
Driveはdisk3でした(通常なら皆同じだと思うけど保証はしません)。ちなみにdisk2(中途半端な容量)はたぶん回復ドライブでしょう。何がどれなのかはなんとなく容量で判断できます。SSDは少なく、HDDは多く、Fusion
Driveはその2つ(SSDとHDD)の合計値になっています。
- ディスク番号を確認したら、コマンドでSSDとHDDをアンマウントします。
diskutil unmountDisk disk0
diskutil unmountDisk disk1
- そしたら次にFusion Drive(disk3)を解体するコマンドをいれます。(この段階で全てのデータが表向きには削除されることになります。バックアップはとりましたか?)
diskutil apfs deleteContainer disk3
- ターミナルを終了し、「macOS 復旧」にもどって「ディスクユーティリティ」を開きます。
おなじみのやつですね。ドライブリストにFusion
Driveは表示されず、SSDとHDDがそれぞれ別のドライブとして認識されているはずです。名前は「Untitled」「Untitled
2」とかになってますが、どちらがHDDなのかは容量でわかるでしょう。
- HDDを「消去」します。セキュリティオプションが選べるので、確実な消去を行ってください。
以上です。
そしてSSDですけど、Apple的にはフォーマットかければ、まあまあそれなりに安全すよ?(ホジ)ってことになっているようです。
しかしそれでも、立場上とかお気持ち的にとか、何かせねばならんのですよって方は、別途お調べください。ターミナルでSSDに2回書き込みさせれば安全度は高まる、みたいな情報が得られると思います。